今コーヒーをろ過するのに一番使用されているのがペーパーフィルターだと思います。
先日、あるお客様に「ペーパーフィルターが臭う」と言われました。そのお客様はどうしても気になって、フィルターを引きちぎり食したそうです。
そうしたら、「なんか口の中がピリピリした」そうです。
その後どうしても気になりそれ以来ペーパーを使用せずに急須で淹れて飲んでいるそうです。
その話を聞いて実際に自分もペーパーを噛んでみました。
無漂白=なんとなく甘味を感じました。
漂白=紙の味がしました。
当社で使用している無漂白のペーパーフィルターは「天然のバージンパルプのみを使用しています」との記載があります。
漂白されたペーパーでも、蛍光増白剤は使用されてはいないみたいです。
いずれを使用するにせよ、ペーパーは湿気やにおいを吸収しやすいです。
以前、ペーパーが石鹸の臭いがすると言われ、よく聞いてみると流しの下に石鹸と一緒に保管していたということでした。
石鹸の匂いは論外ですが、紙の匂いが気になるようでしたら、ドリッパーにペーパーをセットした後にお湯をかけて、紙臭さを消しちゃうのもいいかもしれませんね。
但し、濡れたペーパー淹れるときは若干湯の通りが悪くなるので注意が必要です。
また、蒸らしの作業時、ロトのリブ部分から空気が逃げなくなるので、粉の噴火もしやすくなるというのを頭に入れて作業をしてください。