以前、「粉砕作業」や「挽き方を考えましょう」でも書いて重複になりますが今回は「コーヒーミル」について書いてみましょう。 |
先ず、焙煎されたコーヒー豆はそのままの状態で抽出するのではなく、コーヒーミルを用いて粉砕(グラインド)してから使用します。簡単に言うと「コーヒー豆を挽く」ということです。
しかし、ただ豆を細かくするということだけじゃなく、このコーヒー豆が抽出されて琥珀色の美味しい液体になるように、そして香りや風味を十分に引き出し、楽しむということを踏まえて使用する器具に合った挽き方にしなければなりません。
テレビドラマの中で、お客様にコーヒー豆とコーヒーミルを渡し、自分で飲むコーヒーをお客様が自分で挽き、それを飲むという喫茶店が話題になっているみたいですね。
当店にもその影響か、コーヒーミルを買い求めていかれるお客様が増えました。(それにしてもTVの影響力って大きいですねぇ)
コーヒーミルと一口に言っても手動式の小さいな手挽きミルから業務用の大きい電動式の物まで色々な種類があります。
家庭用のミルには、お部屋のインテリアにもなるような可愛いものや綺麗な手動式に人気があったりします。最近では電動式のミルも数多く出回っているみたいですね。
ミルを構造(粉砕方法)で分けると、薄い刃を使って豆をカットしながら挽く『カット歯式』と、臼歯で豆を磨り潰して挽く『臼歯式』に分けられます。
どちらにも一長一短はあり、ミルの優劣は刃の材質や強度そして構造により決まります。
いずれにしても、豆を挽く場合に注意しなければならないのは、加熱により香の成分が飛ばない様に「摩擦熱を最小減に抑える」ことと、抽出濃度にばらつきが出ないように「コーヒー粉の粒が均一の大きさで、微粉が出ない」ことです。
この2つのポイントを考慮しながら自分の条件に合ったコーヒーミルを探してみて下さい。