生産面ばかりに目が行きがちですが、生産国でもコーヒーは消費されています。
生産量世界一のブラジルは消費量も多くなっています。
その反面、ジャマイカでは家庭への普及はまだまだであったり、ブルンジでは生産者がコーヒーを飲んだことがないなどと国情によって消費の仕方には違いが見られます。
また、日本とは違った飲み方をしているところもあり、なかなか興味深いところです。
○ブラジル
一般家庭では、深煎りのコーヒーを極細挽きにして布フィルターで抽出。ポットに入れて砂糖をたっぷりと入れてデミタスカップで飲みます。
お店では、エスプレッソが一般的です。デミタスカップに砂糖をたっぷりと入れ、すこしかき混ぜてから一気に飲み干します。
この飲み方をブラジル流「カフェ・ジーニョ」と言います。
○メキシコ
メキシコでは深煎りのコーヒーを細挽きにして、水と一緒に鍋に入れます。
火にかけて混ぜながら沸騰させないように注意しながら煮出します。
その煮出されたコーヒーを布フィルターで濾して飲むのが「カフェ・デ・オーヤ」と呼ばれるメキシコ伝統のコーヒーの飲み方です。
素焼きのカップに注ぎ、シナモンや塩を入れて飲むこともあります。
○ジャマイカ
ブルーマウンテンコーヒーで有名なジャマイカでは、中煎りのコーヒーを中挽きにしてペーパーフィルターなどで抽出するのが主流です。
レギュラーコーヒーにお砂糖とコンデンスミルクを大量に入れて飲むのがジャマイカ流です。
またこの国でも時々コーヒーに塩を入れて飲んだりもします。