今まで一般に出回っているコーヒーとは一線を画したコーヒーがスペシャルティーコーヒーと呼ばれているコーヒーです。
特に、COE(カップオブエクセレンス)に代表されるコンペティション入賞コーヒーは素晴らしい味と風味特性を持っています。
コーヒーの品評会は色々ありますが、その中でもこのカップオブエクセレンスは抽出したコーヒーの液体が持つ風味特性だけで優劣を競い合う、公正な審査基準を持ち、参加基準を満たしていれば、小さな農園でも参加できるとても素晴らしいシステムの品評会です。
以前はとにかく安ければそれでOKというような風潮がありました。低い価格で販売する為に農家の人たちは、農薬散布の量を減らしたり、コーヒーの木に手間をかける回数を減らしたりとコストの削減に躍起になり、コーヒーの品質は二の次になってしまいました。
仮に高品質なコーヒーを作ったとしてもその時の相場のまま買い叩かれ、低品質なコーヒーに混ぜられ販売されていました。
経費をかけずにとにかく量を生産する、どんなコーヒーでもコーヒーはコーヒーと「品質<量」となっていました。
良いコーヒーを作るには、コーヒー作りに従事する農家の人たちが充分満足のいく生活環境や利益を得なければなりません。
そして、今までのコーヒー作りとは違うという意識を農家の人たちに持ってもらわなければなりません。
その為に、農場関係者との信頼関係の再度の構築や近隣環境の整備、子供達の教育など色々な面からのサポートも含めた援助も行なっています。
当社でも今年度分のCOE入賞コーヒーを仕入れます。
本当に素晴らしいコーヒーを秋田の皆さんにも楽しんでもらえたら良いですね。