コーヒーといえば「ブラジル」・「ブラジル」と言えばコーヒーかリオのカーニバル!!と言うほコーヒーとブラジルは切っても切れない関係があります。
正式名称は「ブラジル連邦共和国=Federative Requblic of Brazil」と言い、国土面積は851.2万平方kmで日本(37.7平方km)の約22.5倍の大きさです。 人口・面積とも南米大陸のおよそ半分を占めている大きな国です。 |
この広大な国土(と言っても6割くらいはアマゾンなどの熱帯雨林なのですが・・・)で生産されるコーヒーは世界の生産量のおよそ30%を占め、その量は年間3500万袋/60kgになります。
コーヒー豆の主要産地はサンパウロの北部につながるミナス・ジェライス州です。
温暖で霜害の危険性が少なく、新たな灌漑設備や栽培技術の導入などにより高品質のコーヒーが多く生産されています。
他の産地としてはサンタ・カタリナ、バイア、リオ、ゴイアスなどがあります。
広大な土地で生産されるブラジルコーヒーは、その産地により大きく品質が異なります。そこで、その品質差を格付けする作業が必要となります。
その格付けをするのがコーヒー鑑定士(クラシフィカドール)という職業の人達です。
以前にも書きましたが、格付けの基準はタイプ・カップ・サイズの複数の検査が採用されます。
タイプ:(ブラジル式欠点数計算)
ロット数300gの中にどれだけ欠点数があるかで決められ、No.2~No.8まで分けられます。
NO.2=4点 No.3=12点 No.4=26点 No.8=360点
(小石・小枝=各1点 虫食い豆=1/2点 未熟豆=1/5点 黒豆= 1点など)
完全なコーヒーは存在しないと言うことで、「NO.1」はブラジルにはありません。
サイズ:大きさにより選別 しかし実際には13/14とかスクリーン20 7.9mm以上 18/19とか複数にまたがって選別されたりします。
スクリーン19 7.5mm
スクリーン18 7.1mm 大きい方が高値で売買されますが、17~19くらいが一番良いと思います。
スクリーン17 6.75mm
↓ ↓
スクリーン13 5.2mm
カップ:味による格付け
ストリクトリー・ソフト 甘く非常にソフトな口当たり
ソフト | 甘くソフトな口当り |
ソフティッシュ | やや弱い甘味 |
ハード | 鋭く刺激性のある渋みがある |
リヤード | 軽いヨード臭がある |
リオ | リオ臭がある |
リオゾーナ | リオ臭が強い |
このほかにも、酸味の種類(高産地産特有の酸味・ウォッシュドの酸味など)に分類され格付けされます。