以前、お客様から「お宅から購入したコーヒーがお湯に溶けないんだけど」との苦情を頂いたことがありました。
多分、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーを混同してしまったのでしょう。
レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーは似て異なるものです。例えるならば、生イカとするめ。生のフルーツとドライフルーツとでも言いましょうか。
インスタントコーヒーとはコーヒーとは、レギュラーコーヒーを抽出し、その液を乾燥させた粉です。
ですから、お湯や水をかければまた液状に戻ります。 インスタントコーヒーの製造(乾燥)方法には下記の二通りの方法があります。
1、フリーズドライ
急速冷凍したコーヒー液体を真空状態で乾燥させる方法。
2、スプレードライ
コーヒー液を高圧ノズルから霧状に噴霧し、熱風を送り瞬間乾燥させる方法。
フリーズドライ製法の方が、熱を加えていない分香りが良いようです。スプレードライの方が粒子が細かく、アイスコーヒーを作る時などは、水に溶けやすいのでこちらのほうが使いやすいでしょう。
★インスタントコーヒーを作る
インスタントコーヒーもレギュラーコーヒー同様、水に大きく影響されてしまいます。
水道水を沸騰させ、90℃くらいまで冷ましてから、カップに注ぎます。 濃さは、お湯の量や粉の量で調整します。
注意点として、非常に湿気を嫌う(吸湿性が高い)ので、開封後は湿気を避けるように したいですね。