以前にもカフェインの効用について書きましたが、もう少し詳しく書いてみます。
カフェインが含まれている主な飲料は「コーヒー」「紅茶」「緑茶」「コーラ」「ココア」等、いつも普通に口にしているものばかりです。
コーヒーを飲むと頭痛が和らぐことがありますが、これはカフェインの作用と言われ、市販の頭痛薬や風薬など医薬品にも含まれている成分です。
カフェインの薬理作用として、
1.中枢神経興奮に作用する
カフェインは脳や延髄などの中枢神経系を興奮させる働きがあります。
これにより、思考力が速くなったり、眠気や疲労を除去したり、運動の機能を高めたりします。
2.骨格筋に作用する
カフェインは骨格筋に直接作用して、筋肉の収縮を増強し、疲労感の減退などに作用します。
3.心筋に作用する
カフェインは心筋に直接作用して、心筋興奮(収縮増加・拍出量増加)をおこします。
また、末梢血管などにより、二日酔いに効きます。
4. 利尿効果に作用する
カフェインが腎臓の血管を拡張することに作用し、血流量が増加し、尿の生成を増加させます。
老廃物や疲労物質などを排出します。
5.胃酸分泌促進に作用する
カフェインは胃酸の分泌を促進します。但し、獲り過ぎは偏頭痛の原因になったりしますので注意が必要です。